料理がくっつきにくくて便利なテフロン加工のフライパン。テフロンはフッ素樹脂加工とも呼ばれます(以下、テフロン)。ところがこのテフロン、正しく使わないとすぐダメになるし、ある使い方をすると有毒ガスが発生します。
この記事では、「テフロン加工のフライパン5つの禁止事項」「有毒ガスの危険度」「ノンテフロンのフライパン」を紹介していきます。
テフロン加工フライパン5つの禁止事項
多くの人が読まずに捨てるフライパンの取扱説明書。そこに書かれている5つの禁止事項がコチラです。※読んでる人はえらい!
5つの禁止事項
- 空焚きをしない
- 強火で調理しない
- 料理の放置しない
- 熱いうちに水をかけない
- 金属調理器具を使わない
こういう重要なことは、もっと大きな字で書いてほしい。お年寄りが読めないでコレw
空焚き・強火がダメな理由
耐熱温度327℃、連続使用温度260℃なので大丈夫だと思いますよね? ところが強火1分で限界突破、一発で終了です。限界を超えると有毒ガスが発生します。だから空焚きは論外です。
料理の放置がダメな理由
下地の金属が腐食してテフロンコーティングが剝がれるからです。テフロンコーティングが剥がれる原因に、金属調理器具の使用も挙げられています(超高級品なら大丈夫かも)。金属製のお玉やヘラなどでゴリゴリするとコーティングに傷がつき、そこから剥がれてきます。
ゴリゴリしたい方は鉄製フライパン・ステンレス製フライパンがオススメです。
熱いうちに水をかけちゃダメな理由
熱いものを急激に冷やすことでテフロンコーティングが剥がれるからです。テフロンの劣化がめちゃくちゃ早くなります(経験談)。
金属調理器具を使っちゃダメな理由
テフロン(フッ素樹脂)は柔らかく傷つきやすいからです。鉛筆の硬さでいうとB~2Hぐらい。予想以上の繊細さん。
テフロンが剥がれてきたフライパンはダメ?
剥がれたテフロンを食べてしまっても、体外に排出されるので心配いらないようです。僕なら買い換えます。
ところで、空焚きした時に出る有毒ガスはどのぐらい危険なの‥‥? 次に続きます。
テフロンフライパンから出る有毒ガスの危険度は?
高温時に発生する有毒ガスはインコなどの小鳥が死ぬレベルです。ちなみに無色無臭。このガスを吸い込むと最悪「呼吸困難」といった症状が出るので要注意です。
強火はフライパンの縁が高温になって有毒ガスが発生しやすくなります。ポロポロチャーハンはあきらめましょう。
中火でもフライパンにウィンナー1本や鮭一切れみたいに食材が少なすぎる場合は有毒ガスが発生する可能性が高まります。電子レンジを使いましょう。
ノンテフロンのフライパンってあるの?
焦げ付きにくさはテフロンが断トツです。この点だけで選ぶならテフロン以外にに選択肢はなさそう。
でも、有毒ガスが出なくてお手入れ簡単、なるべく焦げ付きにくいやつがほしい。
そんな方にはセラミックコーティングのフライパンがオススメ。セラミック=陶器なので安全です。でも「調理に多めの油が必要になる」というデメリットがあります。
評判の高いセラミックコーティングのフライパンは『グリーンパン』。ベルギーでデザインされたもので北欧のカッコよさがにじみ出ています。でもちょっと高いかな。
中国製造なので抵抗がない人だけ見てみてね。
僕は、もうしばらくテフロンフライパンで行きます。
記事まとめ
- テフロンは高温で有毒ガスが出る
- テフロンは繊細さん
- 焦げ付きにくさで選ぶならテフロン一択
結論、テフロン加工のフライパンは断トツで焦げ付きにくいけど扱いが面倒くさい。