毎日ちゃんとシャンプーしているのに、なぜかフケ・かゆみ・抜け毛が止まらないという話をよく聞きます。実際に私はこういった経験をしてきました。
意外なことに、その原因はシャンプーのすすぎ残しの可能性があります。実は、シャンプーで一番重要なのはすすぎなんです。しかも下手したらハゲる…。
つまり、すすぎ残しをなくせば、フケ・かゆみ・抜け毛を大きく改善できる可能性があるわけです。
シャンプーでフケ・かゆみ・抜け毛が増える理由
シャンプーやリンス(コンディショナー・トリートメント)のあとで、こんな経験ありませんか?
- リンスを頭皮にも塗っている
- すすいでもヌルヌルがなかなか落ちない
- ヌルヌルが落ちにくいので途中で諦める
シャンプーにもよるけど、いくら流そうとしてもなかなかヌルヌルの落ちないものってありますよね?
実際私が使ったことのあるシャンプーで、5分ぐらい流してもヌルヌルがとれないのがありました。しかも、頭がめっちゃかゆくなる。
商品名は大人の事情で明記できませんが、『コンビニでも売られている安いやつ』とだけ言っておきましょう・・・
さて、シャンプーのヌルヌル問題ですが、、、
頭皮トラブルで一番多いのがヌルヌルのすすぎ残し
と言われています。なので、ヌルヌルが完全に落ちるまでしっかりすすぐのがポイントになります。でもこのヌルヌル、困ったことになかなか落ちないんですよね…
ヌルヌルの正体って何なの??
調べていくうちに、シャンプーには種類があるということを知りました。そして、一番知りたかったヌルヌルの正体も、、、
シャンプーの種類とヌルヌルの正体とは?
シャンプーをざっくりグループ分けすると、以下のようになります。
- せっけんシャンプー:せっけんベースの洗浄成分
- 合成シャンプー:石油・鉱物由来の洗浄成分
- アミノ酸シャンプー:天然由来の洗浄成分
せっけんシャンプーはサッと洗い流せるのが特長。合成シャンプーは安さと高い洗浄力が特徴的で、アミノ酸シャンプーは洗浄力が弱いけど肌にとてもやさしいのが特長です。
さて、ここで問題です!
Q:ヌルヌルは3つのグループのどれかに潜んでいます。どこでしょうか?
ヒント1:ヌルヌルはなかなか取れない、ということでサッと洗い流せるせっけんシャンプーは除外。
ヒント2:アミノ酸系シャンプーは肌にやさしいのが特長。
A:答え、ヌルヌルが潜むのは『合成シャンプー』です♪
では、ヌルヌルの正体が何かというと…
洗浄成分とコーティング剤
合成シャンプーでとくに重要なのは、使う量とすすぎ。使う量が多すぎるとヌルヌルしやすくなり、結果としてすすぎ残しが出やすくなります。ヘアケアどころかヘアごろし。
ところで、シリコンが原因という話をよく聞きます。では、シリコンは本当に「悪」なのか?
リンスなどのヌルヌルについては2つ下の項目で説明します。
シリコンは噂どおり本当に「悪」なのか?
ひと昔前に「シリコンシャンプーを使うとハゲる」といったウワサが流れ、今やシャンプーはノンシリコンが当たり前となっています。
ところが、専門家によればシリコン自体が原因でハゲることはないそうです。それどころか何も問題がないとも…。シリコンは髪にくっついてツヤや手触り感をよくしてくれたり、熱から守ってくれたりします。言うなれば、髪の毛の盾。
上の記事を読む限り、「シリコンは頭皮にも髪にもダメージを与えない」。メーカーの専門家もこう言っていますので、とりあえずシリコンは問題なしと考えて良さそうです。でも、シリコン入りシャンプーは個人的に苦手。髪の毛がペタっとなって、ボリューム感がだせないからです。
無駄に長くなるシャワー時間を「時間の浪費」と考えると、やっぱりシリコン入り合成シャンプーは選びたくないというのが私の正直な気持ちです。
というわけで、シリコン入り合成シャンプーがダメな点をまとめると以下のとおり。
- 適量を取るのが難しい
- 使いすぎでヌルヌル感アップ
- すすぎ残しが出る可能性が高い
- 結果的にフケ・かゆみ・抜け毛が出る
- 髪にボリューム感がでない(ふんわりしない)
ちなみに、シャンプーの後にするリンス(コンディショナー・トリートメント)も、使い方を間違えると頭皮トラブルにつながります。
最悪ハゲる?!リンスの間違った使い方
美容師さんが言うには、シャンプー後のリンス(コンディショナー・トリートメント)の使い方を、多くの人が間違っているそうです。間違った使い方をすると、これまたフケ・かゆみ・抜け毛の原因に。
大量に手に取り、頭皮にまでしっかり塗って長時間待機
これが一番やっちゃいけないこと。リンス(コンディショナー・トリートメント)のつけすぎも、ヌルヌルがなかなか取れなくなる原因の一つなんです。
じゃあ、どう使えばいいの? といった疑問にお答えします。
正しいリンス等の使い方は、、、
- 髪の生え際にはにつけない
- 毛先から揉みこむように!
ちなみに私は「頭皮につければ地肌から元気!」という思いこみで、ずっとやってました…。これもフケ・かゆみ・抜け毛の原因になってたわけです。。。
それでは最後に、フケが出やすくなる別の原因もみてみましょう!
フケが出やすくなる他の原因とは?
シャンプー以外のフケの原因として以下のことがあげられます。
- 過剰なストレス
- 睡眠不足
- 脂質の取り過ぎ
- カビ
1~3はなんとなくわかりますし、対処も割と簡単です。問題は4のカビ。
頭にはマラセチアという常在菌(カビ)がいます。このカビが大量増殖することで脂漏性皮膚炎になり、大量のフケや脱毛を生じさせます。
シャンプーを変えたり、生活習慣を改善したり、正しいシャンプーをしたりしてもなかなか治らない場合、すぐ再発する場合は脂漏性皮膚炎の可能性が高いようです。脂漏性皮膚炎はアトピー性皮膚炎と同じ皮膚科特定疾患。一人で悩まず皮膚科の専門医に相談しましょう。
抜け毛が多くて悩んでいる方は、一度クリニックの無料カウンセリングを受けてみては? AGAは髪の毛があるうちに始めたほうがハゲ防止効果が高いという話をよく聞きます。
記事まとめ
- シャンプーはすすぎが命
- ヌルヌル原因は洗浄成分とコーティング剤
- ヌルヌルが消えるまでしっかり洗い流す
- リンス等は頭皮につけちゃダメ
- フケが治らない場合は脂漏性皮膚炎?専門家に相談を!
今現在、私はせっけんシャンプーとりんご酢を使ったリンスで頭皮ケアしています。それでもフケが出る場合の対策は下の記事にて紹介しています。
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フケのせいで不潔と思われたくないので、せっけんシャンプーと酢リンスを試してみた結果
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みなさんの頭皮に平和が訪れることを祈っています。