もしも不動産屋さんで紹介された部屋がプロパンガス物件だったら?
自分が希望していないものばかり紹介されたなら、その不動産屋からは「逃げる」のが正解です。強引な不動産屋はだいたいヤバいので。
【悪徳不動産】シリーズでは、クソ不動産あるあるを紹介していきます。初回は、僕が体験した「プロパンガスの衝撃的な料金説明」の話です。どうぞお楽しみください。
プロパンガスの料金説明が衝撃的だった件
気になった物件を紹介してもらうため、とある不動産に行った時の話。
不動産屋に行くと住所・名前・連絡先のほか、物件の希望条件を書かされます。希望条件はとても大事。いずれ妥協するにせよ、書いて意思表示しなければ不動産屋の思うつぼです。
僕は希望条件欄にクソデカ文字で「都市ガス希望」と明記しました。
ところが、そこで紹介されたのは何故かLPガス物件ばかり。ちなみにLPガス=プロパンガスです。←ここ重要
(もしかして、人の話聞かないタイプ?)
そんな疑問が頭をよぎったので確認してみることに。最初からすべて疑ってかかるのは良くありません。
僕
「すみません都市ガス希望です。プロパンは高いから嫌なので…」
不動産屋
「LPガスとプロパンガスは違います。料金的にも都市ガスに近いです。」
初手から疑わなかったことを後悔するハメになるとは予想すらしていませんでした。
(これはヤバイやつだ‥‥)
そう思ったのもつかの間、不動産屋は僕に質問をぶつけてきます。
不動産屋
「今、ガス料金はいくら払っていますか?」
僕
「え、ああ、2,500円ぐらいです。」
不動産屋は即座にパソコンに何やらカタカタと打ち込み、まもなくしてモニターをくるりと回しとあるウェブサイトを僕に見せてきました。
それはLooopでんきのLPガス料金プラン表。不動産屋はLPガスの料金プラン表を指差しながら自信たっぷりにこう言いました。
不動産屋
「ご覧のとおり、都市ガスとあまり変わらないです。」
「あ、本当だぁ~♪ じゃあこの物件でお願いします。」
…ってなるかバカあああああ!!!
実は「LPガス=プロパンガス」ということを知っています。
そこで僕は、ひろゆき方式で応戦することを決心。
僕
「でもこれって基本料金ですよね」
不動産屋
「・・・。」←すこしイラつき気味
そう、不動産屋が「都市ガスと変わらない」と指差していたのはLPガスの基本料金だったのです。
一方、僕の言った2,500円は1ヵ月分の都市ガス使用料、しかも基本料金はわずか759円です。
そもそも不動産屋さんがガスについて全くの無知なんてことあると思いますか?? ないよね!
「また来ますね(二度とこねえよ)」
そういうと、僕は足早に立ち去りました。
不動産屋さんの話とアパレル店員の「似合ってますよ」は信じてはいけない。
プロパンガス(LPガス)と都市ガスの料金差については下の記事をお読みください(*'ω'*)
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【引越し】プロパン物件はやめておけ!ガス代が高すぎて生活終了な件
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もしもウソつき不動産屋に当たったら?
物件は気に入ったのに不動産屋がクソだったらどうしますか? 僕はこうしています。
他の不動産屋さんにその物件を紹介してもらう
例えば、SUUMOで見つけた物件を不動産屋さんに問い合わせたら、クソ営業パワー全開だった場合。
別の不動産屋さんに行って「この物件紹介してもらえますか?」と聞きます。たいていの物件は紹介してもらえます。
「もしかして、紹介してもらえない物件ってある?」‥‥と思った方は鋭いですね。実は2つあります。
他の不動産屋さんで紹介してもらえないパターン2つ
1.つり物件(おとり物件)の場合
つり物件(おとり物件)だった場合は紹介してもらえません。実際には空きのない物件だからです。
もう募集終了しているのにずっと掲載されている物件を「つり物件(おとり物件)」と言います。いわゆる客寄せパンダ、集客のためのウソ情報ってワケ。つり物件だった場合、別の不動産屋で「載ってないですね~」と言われます。
たくさんの不動産屋を回っていると、つり物件の多い不動産屋・不動産サイトが分かってくるので面白いですよ!
2.元付(専任)物件の場合
元付(専任)物件とは、大家さんが不動産屋1社だけに集客を任せる契約になっている物件です。この物件の場合は「ウチではご紹介できない物件です」と言われます。
仲介(媒介)とは?
仲介(媒介)物件は、ほとんどの不動産屋さんで紹介してもらえる物件。
元付(専任)とは?
元付(専任)物件は、大家さんが契約した不動産屋さん(1社だけ)が紹介できる物件。
「元付(専任)」物件だったらどうする?
物件は気に入ったけど不動産屋がクソ、しかも元付(専任)だった場合は諦めるのが一番無難です。元付(専任)物件は不動産屋=管理会社というパターンが多いからです。
しかし、こういった物件は相場より家賃が少し安い場合があるので、僕みたいにお金がない人や家賃を節約したい人にはまだ考慮の余地があります。ちなみに僕はこうしています。
- 内見する(しっかり見る)
- 内見中に管理会社名を聞く
- いったん保留
1.内見する
実際の部屋がどんなもんか内見でしっかり見ておきましょう。エアコンの年式や換気扇の動作確認、水回りチェックなどもしたいところ。気に入らなかったらゴミ箱にポイッ ('ω')ノ⌒。
2.管理会社名をきく
元付(専任)物件は「クソ不動産屋=管理会社」の可能性があります。家に帰ったら管理に問題がないかネットで評判をチェック。管理に関する悪いクチコミが多数あったら諦めましょう。
3.いったん保留するときは?
いったん保留にすることは不動産屋には言いません。サイレント保留です。
保留中に他にいい物件がないか探しまくり、めぼしい物件がなかったらこの物件に戻ってくる感じです。
とにかく、クソみたいな不動産屋とはできるだけ関わらないって気持ちが一番大事。
\内見で見るべきポイントは?/
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申し込み日にやらないほうがいいこと3つ
申し込みと同時に次のことをやるとキャンセルできなくなる可能性が高いです。帰宅後ネットで検索して管理会社がヤバイってわかっても時すでに遅し。
申し込み日にやるな!
- 契約書にサイン
- さらに重要事項説明を受ける
- とどめの内金支払い
本来なら、申し込みをして審査が通ってから契約書にサインという順番です。でもなぜか悪徳不動産屋は「今すぐ契約と内金支払いを!ほかの方に先越さちゃいますので」などと迫ってきます(経験あり)。
そんなときは「今日は申し込みだけにします。」ときっぱり断りましょう。強引でイヤだなと思ったら「じゃあやめます」と言って店を出ちゃってOK!
強引な不動産屋はだいたいヤバいです。
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