スキンケア

【オイルで保湿】手作りできる!スキンケアクリームの簡単な作り方

スキンケアで重要なのは、日焼け止めと保湿です。

意外と知られていないのが「保湿に有効なのは化粧水よりもオイル」ということ。湯上り直後のオイルは肌にとっての極上のご褒美、化粧水はいらないんです。あなたもオイルを使ったスキンケア、はじめてみませんか?

 

でも、オイルだってベタベタするし…
オイルを直接ぬるのはちょっと抵抗が…

 

こういったオイルに対する不安があると思います。オイルがずっとベタベタしたままだと思っている人は割と多いですが、肌に塗るオイルはフライパンについた油とは違います。オイルによって早さは違いますが、肌に吸収されベタつきもなくなります。

 

この記事で紹介するのは、そのオイルをクリームにする方法と必要な道具、シーンに合わせたオリジナルレシピなどです。クリームにすることで使用感が驚くほど変わり、オイルを使うことに抵抗がなくなるでしょう。私の親もそうでした。

 

それでは、手作りスキンケアクリーム研究家の私が、初めての人でも失敗しないスキンケアクリームのつくり方を教えます。

 

スキンケアクリームを作るのに必要な道具は?

最低限の道具で初めてみましょう。作ってみて「もっといろいろ試したい!」と思ったなら、少しずつ道具をそろえていけばOKです。

 

最低限の道具

  • 計量スプーン(100円)
  • 計量器
  • 耐熱容器(湯せん用)
  • ティースプーン
  • クリーム容器

※計量器は最小表示0.1g単位のものを選んでください(←重要

 

慣れてきた時そろえるといいもの

  • ビーカー
  • ガラス棒
  • 木製スティック
  • 薬さじ
  • クッキングシート
  • キッチンペーパー
  • ゴムへら

 

▼オイルの計量に使うスプーンはダイソーなどで買えます。
計量スプーン

 

▼使っている道具の紹介はコチラ

スキンケアクリームの手作りに必要な道具|はじめよう、自分だけのオリジナルコスメ

続きを見る

 

超簡単!失敗しないスキンケアクリームのつくり方

初めて作るクリームは少量で試作しましょう! 材料も少量で買ったほうがいいです。

 

材料

スイートアーモンドオイル:3.75ml
 ※軽量スプーン1.25ml×3杯、または小さじ3/4

マカダミアナッツオイル:3.75ml
 ※軽量スプーン1.25ml×3杯、または小さじ3/4

シアバター:1.2g

みつろう:1.2g

 

▼オイルなどの材料の選び方・ショップの紹介はコチラ

 

つくる手順

step
1
消毒

道具を消毒しましょう。煮沸消毒ならカンペキ! 面倒くさいので、私は熱湯をかけるだけにしています。

熱湯消毒

 

step
2
計量

スイートアーモンドオイルとマカダミアナッツオイルは計量スプーンで、みつろうとシアバターは計量器ではかる。

材料を計量

 

step
3
湯せん

フライパン(または鍋)で湯せんする。みつろうから弱火で温める。みつろうの溶ける温度は65度ぐらい。

みつろうを湯煎

 

みつろうが半分ぐらい溶けたら火を止める。

溶け始めたみつろう

 

オイルとシアバターの入ったビーカーを置いて湯せんを開始。

全て湯せんする

 

step
4
混ぜる

まずはオイルをみつろうに加えて軽く混ぜる。オイルの温度が低い場合みつろうが固まります。続いてシアバターを加えて1分ほど必死にかき混ぜたら、フライパン(または鍋)からはずし湯せん終了。

▼湯せん終了直後の状態
混ぜる

 

step
5
容器に移し、さらに混ぜる

ビーカーから容器に移し、ガラス棒でゆっくり静かにかき混ぜる。

▼容器に移した直後は、液体に透明感がある
湯せんしたオイルを容器に移す

 

step
6
冷ます

透明感がなくなり少し固まってきたところで混ぜるのをやめる。しばらく放置して、完全に固まったら完成!

※容器が金属だとなかなか固まりません

▼透明感がなくって固まりはじめる
色の変わりはじめ

▼完成
手作りクリームの完成

 

 

最低限の道具・材料でつくる手順

 

材料

  • BOSCOオリーブオイル:7.5ml
  • みつろう:0.8g

 

step
1
湯せん

湯のみにオリーブオイルとみつろうを入れて湯せんする。湯のみごとお湯を一度沸騰させるのがポイント。沸騰したら火を止めます。

湯のみで湯せん

 

step
2
沸騰したら火を止める

みつろうが半分ぐらい溶けたら、湯のみをフライパン(または鍋)から出してスプーンでよく混ぜる。

 

step
3
容器に移す

容器に移して、スプーンの柄(持つ部分)でよくかき混ぜる。

 

step
4
冷ます

固まったら完成!! このようにオリーブオイルとみつろうだけでもつくれます。が、使用感はクリームというより軟膏かな。

オリーブ軟膏

 

 

ここがポイント

混ぜる工程は手を抜いちゃダメ

経験上、手順3と4の「混ぜる工程」で手を抜くと使用感が重い、伸びの悪いクリームになります。特に容器に移してからの「混ぜ」が重要

 

シアバターの量

シアバターを入れるとクリームの伸びが良くなります。でも、入れすぎるとハミガキ粉の「つぶ塩」みたいな謎のつぶつぶが出現。ある日突然でてきます。

使っても問題はないけど、ざらっとしていて使用感がすごく悪い!! 入れすぎにはご注意を。経験上、全体量に対しシアバターを20%以上入れるとつぶつぶが出やすい気がします。

 

みつろうの量

みつろうの量は、増やすと固いクリームに、減らすと柔らかいクリームになります。この性質を利用して、夏は固めに冬は柔らかめに調整しています。入れすぎるとろうそくを塗ったような違和感がでてきます。

 

使用期限の目安

作ってから1ヵ月くらいは持ちます。2ヵ月以上経ったものは安全のために捨てましょう。もしくはビジネスシューズなどの革製品に転用を。

豆知識

市販の化粧品で「使用期限」が記載されていないものは、3年以上品質が保たれるもの。使用期限3年未満のものには使用期限の表示義務があります。詳しくは以下のページを読んでみてください。

>>厚生労働省|医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

 

使う前に読んでほしい重要なお話

使用前に必ずパッチテストをしてください。意外なものにアレルギーを持っているかもしれません。

 

パッチテストのやり方

  1. 使う予定のオイルを数滴とり、混ぜ合わせる
  2. 混ぜたオイルを綿棒につけ、腕の内側に塗る(指で塗ってもOK)
  3. 時間をおいて塗った部分を見る (1時間後、24時間後ぐらいで)

 

強いかゆみや発疹が出たらアレルギーかもしれません。お医者さんにアレルギーの相談をしてください。

 

また、古いオイルを使った場合、アレルギー反応のようなものが出る可能性があります。オイルは開封から半年以内、できれば2ヵ月以内のものを使いましょう。

 

乳化剤の使用はおすすめしません!

作り慣れてくると、「もっとしっとり感がほしい!」「ロクシタンのハンドクリームのような滑らかさがほしい!」 と思うようになります。

 

行きつく先がだいたい『乳化剤』。しっとりさせるには水が必要で、水と油を混ぜるには『乳化剤』ってわけです。しかしここに落とし穴が…

 

水と油に乳化剤を入れるだけじゃダメなんです。要求されるのは撹拌力。メーカーは超パワフルな機械を使ってまぜまぜしています。なので、出来も全然違います。しかも、ナチュラルで人体に影響の少ない『乳化剤』ほど撹拌力がいると聞きます。致命的なのが保存期間。水入れたら数日しか持ちません!

 

しっとりクリームを欲する気持ちはわかりますが、それはメーカーで我慢しましょう。どうしても、しっとりしたハンドクリームが欲しいという方には、ロクシタンのハンドクリームをおすすめします。

 

 

どうしても「しっとり感」が欲しい人は?

しっとりさせたいなら、お風呂上り直後にスキンケアクリームを薄く肌にぬりこむのがベスト! 化粧水は不要です。

 

もっとエレガントさが欲しい贅沢志向の方は、「フローラルウォーター」を肌につけてからキンケアクリームを塗ってみてください。かなり使用感が変わるはずです。

KENSO ローズウォーター|Amazonで見る

 

人にプレゼントした結果

手作りハンドクリームをいろんな人にプレゼントした結果、多くの方が喜んでくれました。おかわりオーダーもいっぱい入りました。ハンドメイド品の量産は大変ですが、喜ばれるのはシンプルにうれしい…(お金はもらってません)。

 

じいちゃんは、「畑仕事でできた手の傷がたちまち治った」と上機嫌。ばあちゃんは、「手のしわが伸びてきれいになった」と(そんな効果あったかな?)。んで、結局亡くなる直前まで愛用してくれました。本当にうれしかった…。

 

飲食店の食器などで手荒れがひどく悩んでいた人からの評判も上々。20代の女性からは「化粧ののノリが良くなった」という声も。中には水虫が治ったという人がいたり…(マジで??)。

 

リップサービスにしか思えないような反応もありましたが、ほとんどの方から好印象な反応をいただいています。

 

興味を持った時が最大のチャンス。今動かない人には、いつまでたっても幸せは訪れません。今すぐ行動に移しましょう!

 

特別公開!スキンケアクリーム手作りレシピ

こんな時に使いたい!といったシーンに合わせたスキンケアクリームのレシピを公開しています。使用する植物オイルの情報も紹介していますので、知識を得たいだけの方も必見です!

 

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