いくら勉強しても仕訳がわからない理由
よく見る上の図に合わせて仕訳を考えるとうまくいかないよ!って話を前回説明しました。 まだ読んでない方はこちら!
-
【簿記3級】仕訳が全くわからないのは、あの図の丸暗記が原因だった
続きを見る
今回はどうやったら仕訳ができるようになるのか、順を追って説明します。 まずは仕訳を覚えるために
先に「T字勘定」を覚えよう!
仕訳は帳簿上の作業なので、帳簿を意識することで仕訳がスムーズに覚えられるようになります。
帳簿を意識するために使うのがT字勘定(ティーじ かんじょう)と呼ばれる帳簿の簡略図です。 イラストで見てみましょう (^^)/
帳簿がどうしてこんな形になったのか‥? は次のイラストで!
仕訳の斜線「 / 」は『仕訳帳』のT字勘定の簡略形と考えれば、仕訳で帳簿を意識する重要性がわかると思います。
仕訳をするときT字勘定もワンセットで書く
ポイント
仕訳をするときは面倒でもT字勘定を書く。
僕にとって一番効いた勉強法がコレでした。
無意識的にT字勘定を書けるようになると、合格もグッと近くなります。 簿記試験の難所である「試算表」の問題では、勘定残高を集計するのに必須だからです。
簿記は事前の思考の整理が超大事! 早めに慣れておきましょう♪
具体例を使って仕訳とT字勘定の書き方を伝授
資産・負債・資本・費用・収益の増減は勘定ごとに見るのが正解です。 その増減を視覚化するにはT字勘定が最適。
仕訳とT字勘定の書き方を、具体例で図解します。
T字勘定には相手勘定を書きます。 相手勘定を書かなければ、どんな取引だったのかわからないからです。
相手勘定とは反対側の勘定のこと。上の例でいうと仕入の相手勘定は現金で、現金の相手勘定は仕入です。
では連続した取引の場合、どのようにT字勘定に書けばいいのかを図解します。
こんな感じで日付順にどんどん書き足していきます。
「仕訳する時はT字勘定とワンセット!」を意識して勉強してみてください。
これができるようになると「残高試算表」の集計問題は余裕です (*'ω'*)
わからないところをガンガン質問したいって人には、簿記講座の受講がオススメ!
効率的な勉強方法を伝授
勘定名を覚えた後って、仕訳のたびにいちいちフルネームで書くの面倒くさくないですか?
僕は面倒なことが大嫌いなので、勉強中は略字を使っていました。 その一例をご紹介します (^^)/
略字
現金 → Cash → c
売掛金 → UrikakeKin → uk
買掛金 → KaikakeKin → kk
受取手形 → 受手
減価償却費 → Depreciation → Dp
減価償却累計額 → Dpルイ
試算表 → Trial Balance → T/B
決算整理前残高試算表 → 前T/B
決算整理後残高試算表 → 後T/B
自分なりの覚えやすい簡単な略字作ってしまえば、書く時間を節約できるので超オススメです。 これは絶対にやってください!!
ただし、試験の時は正しい勘定名を書かないと落ちますのでご注意を。
おわり