挫折パターン
最初の数ページ飛ばして仕訳の勉強からスタート → 即挫折
よく聞く話ですが、実は僕も経験済み \(^o^)/ 簿記が分からない原因はここでした(笑)
しかしそんな僕も、複数回の失敗を経て日商簿記2級と税理士試験の財務諸表論に合格できました。
簿記のポイントは、簿記の目的と仕訳のタイミング・しくみをざっくりイメージ化すること!
- 財務諸表を作る目的を知る
- 仕訳のタイミングを知る
- 帳簿のしくみを知る
簿記のゴールは財務諸表を作ることですが、その財務諸表作成というラスボスの前には「決算整理」と「試算表作成」という中ボスが待ち構えています。
この中ボスを倒すには、普段から簿記の流れと帳簿のしくみを意識して仕訳する必要があるのです。 ロールプレイングゲームで例えるなら戦闘システムを理解すること。
この記事では、簿記の目的と流れ・しくみをざっくりイメージできるように図解多めで説明します。参考になれば幸いです。
財務諸表は何のためにつくるの?
簿記は会社の儲けと財産を明らかにするのが目的です。 そのためには資料づくりが欠かせません。
その資料は「財務諸表」と呼ばれています。 まずは次の2種類を覚えてください。
- 損益計算書:1年間の儲けを計算するためにつくる
- 貸借対照表:決算時点での財産を知るためにつくる
文章だと覚えづらいので、図で覚えちゃいましょう!
会計用語に慣れよう♪
- 当期:一会計期間のこと(=今年1年)
- 期首:会計期間の初日
- 期末:会計期間の終わりの日
- 期中:期首・期末以外の期間
いつ仕訳すればいいの?
簿記の流れのことを簿記一巡といいます。
会計期間は期首・期中・期末の3つに分けて考えます。 それぞれのタイミングで行うべき仕訳は決まっています。 図で覚えちゃいましょう!
◆まずは基本
◆基本を覚えたら次はこれ
どの手続の仕訳をしているのか、確認しながら勉強してみて!
仕訳って何?帳簿とどんな関係?
仕訳とは「取引のメモ」です。 「いつ」「誰と」「どんな取引をしたか?」を忘れないために記録します。
その仕訳を記録するノートが「帳簿」です。 帳簿は勘定ごとにノートを作ります。 例えば、仕入帳・売上帳・現金出納帳・買掛金元帳など。
そして仕訳自体をメモする仕訳帳と、すべてをまとめる総勘定元帳というのがあります。
帳簿の関係はこんなイメージで覚えてね!
ところでT字勘定って何?
簿記の勉強をしていると、説明や解説に「T字勘定」というものが出てきます。 こんな感じでとらえてください。
確かに今は会計システムを使ってPCで処理いる会社がほとんど。 ノートに手書きしている会社は激レアです。
でも考え方は、帳簿というノートに手書きしていた時代とあまり変わっていません。 仕訳ミスや仕訳入力忘れを探すのは、いまだに手動だったりします。
この仕訳と帳簿の関係図が頭にないと、経理実務でやらかして残業が増えるのでしっかり覚えてくださいね♪